
2016.12.12
【後編】会議を変えると、働き方が新しくなる!?
1.はじめに
今回のテーマは「会議」です。前編では「グラフィックレコーディング」会議をレポートしました。続いて後編では「レゴ®シリアスプレイ®メソッド」を活用した会議と、「検索」の情報整理術を活かした会議を紹介していきます。

「レゴ®シリアスプレイ®メソッド」を活用した会議
・必要な人:レゴ®シリアスプレイ®メソッドトレーニング修了 認定LSPファシリテーター
【この会議のメリット!】
1.部署や役職を越えて対等に参加できる。
2.潜在意識にあることを表面に浮かび上がらせる。
3.チームの結束が強まる。
1.部署や役職を越えて対等に参加できる。
2.潜在意識にあることを表面に浮かび上がらせる。
3.チームの結束が強まる。
講師にUnitedman 東ヤスオさんをお迎えしました。
レゴ®シリアスプレイ®メソッドは、2001年にレゴ社のあるデンマークで生まれ、世界の名だたる企業やNASAでも導入された問題解決のための手法。
だれもが知るレゴ®ブロックだから画力や文才に関係なく、簡単に取り組めるのが良い所です。
東さんが次々と課題を出していきます。じっくりと考えている時間などなく、とにかく手を動かして作品を作らなければなりません。そうすることで、思いもよらない自分の意識がカタチとなって現れます。

50個入りのレゴ®ブロックキットを一人ひとりに渡し、「誰よりも高いタワーを作る」と言った簡単なウォーミングアップを数回。全員が慣れてきたら、さらに多くの種類が入ったレゴ®ブロックをテーブルに広げ、今度はグル―プで使用していきます。
次の課題は『今の自分の仕事で好きなところ作る』と難易度アップ。手を動かし、なぜそのカタチになったのか、パーツのひとつひとつに『仕事の好きなところ』を後付けして説明します。
そして、最後の課題は「心から実現したい未来の自分」を作り、各々の作品を持ち寄って、全員で「未来の社会」を作りあげること。その時、東さんから「一人ひとりの意見(=レゴ®ブロックの作品)の尊重」を意識するようにアドバイスがありました。作品を大きなプレートに置き、全体像(社会)を深く話し合い、配置バランスを決め、最後にひとつの大きな作品(=未来の社会)が完成しました。
※東ヤスオさんのプロフィールはコチラ http://azuma-yasuo.com/
参加者にこんな気づきや変化が!
・発言が増え、発想や気づきの元になる。
・ブロックを通して意見を交わすことで、会議が活発化する。
・意見が可視化されるため、他人の考えを理解しやすく、お互いに尊重して話すことができた。
・自分の感情ではなく、客観的に意見を考えることができるようになった。
・お互いのことを知ることができ、それぞれの価値観を共有できるようになる。
・多様性への理解が深まった。
・ブロックを通して意見を交わすことで、会議が活発化する。
・意見が可視化されるため、他人の考えを理解しやすく、お互いに尊重して話すことができた。
・自分の感情ではなく、客観的に意見を考えることができるようになった。
・お互いのことを知ることができ、それぞれの価値観を共有できるようになる。
・多様性への理解が深まった。

「検索」の情報整理術を活かした会議
・必要なもの:パソコン、スマートフォン、インターネット、新聞、情報誌など。
【ここが検索のポイント!】
1.検索とは、「ググる」ことではない。
2.課題に対する仮説構築とその検証。
3.自分のデータベースを構築し、常に整理する。
1.検索とは、「ググる」ことではない。
2.課題に対する仮説構築とその検証。
3.自分のデータベースを構築し、常に整理する。
講師に株式会社シグマクシスの安藤望さんをお迎えしました。
会議をより効率的にするための事前準備「検索」に変革をもたらすセッション。コンサルのプロフェッショナルが行う検索について学びます。「普段何を検索をしているか」という問いに「ビジネスを円滑に進めるために専門用語」や「他人にイメージを説明するための適切な画像」と答える参加者のみなさん。

安藤さんの場合は、狩猟時代から現代までの社会パラダイムの変化を一覧表にしたり、話題を集めている新規事業とそのプレイヤーを分類するなど、自分の仕事に関わる情報以外にも幅広く情報を収集されています。
情報源は日経や東洋経済オンライン、WIREDなどの媒体と、「トライアスロンの雑誌や男性ファッション誌なども読みます」など趣味の領域まで幅広くカバーし、準備を欠かしません。
プロの検索は単なる「ネット検索」ではないと判明し、一同驚愕。
いわゆる「わからない」から「ググる」という、その都度ネット検索するのは非常に非生産的であるとのこと。プロは普段から情報をインプットし、いつでも使える状態に整理しているのです。
ルーティンで日々情報に触れ、プロジェクトごとにインプットしていくと、半年も続ければ間違いなく何かが蓄積されているそうです。自分の中にデーターベースがあれば、会議での発言や解決に向けてのディレクションも変わってきます。
※株式会社シグマクシスのウェブサイトはこちら http://www.sigmaxyz.com/
参加者にこんな気づきや変化が!
・コンサルタントのプロ視点から会議の準備の仕方を知ることができた。
・これまでの自分の検索がいかに無目的だったかに気づかされた。
・「情報収集」の仕方のみではなく「整理」をすることの大切さを学べた。
・検索前の準備の重要性に気づいた。意識して取り組みたい。
・自身の知識を整理し、データベース化しようと思った。
・日々の情報収集と仮説構築のために「検索」をする新しい発想を得た。
・これまでの自分の検索がいかに無目的だったかに気づかされた。
・「情報収集」の仕方のみではなく「整理」をすることの大切さを学べた。
・検索前の準備の重要性に気づいた。意識して取り組みたい。
・自身の知識を整理し、データベース化しようと思った。
・日々の情報収集と仮説構築のために「検索」をする新しい発想を得た。
4.会議を変えると、働き方が新しくなる!?
第1回目のテーマ「会議」はいかがだったでしょうか。いかに高い共通認識から会議を始めるか、いかに議論を活発化させるか、いかに積極的に発言できる土壌を作るか。
「会議スタイルを変えると、費やす時間や導き出す結論も変わり、それは新しい働き方へとつながります。
もちろん、ただ取り組むだけでなく、仕事をする一人ひとりの熱意も大切です。」
今後も「WORKSTYLING LAB」は、みなさんがより楽しく、より有意義に、効率的に仕事に取り組める「新しいワークスタイル」を提案していきます。
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