
2016.09.26
街を訪れ、空気感に触れ、人に会ってこそ実感。リアルな「場」は、楽しい偶然に満ちている!
三井不動産株式会社内で配信していたメールマガジンが、いよいよ書籍化! 1年3ヶ月にわたる、全60回を1冊にまとめたのが「場の力 ― 変化を起こすためのヒント ―」です。この著書は「新しいオフィスとはなにか」をテーマに執筆されたものですが、街自体またはその歴史を知ることができたり、働き方を改めて考えるきっかけになったり、異業種の方でも興味深く読めるエピソードが充実しています。そこで、著者である"中河内いづみさん"に出版記念インタビューを敢行しました。

三井不動産株式会社 ビルディング本部業務推進室 業務推進グループ 営業企画チームで働く"中河内いづみさん"は、事業環境調査、女性の社会進出による課題、ICT(情報通信技術)など、顧客ニーズを的確につかんで新たな市場開発を図る仕事に携わっています。もともと不動産業界の最新ニュースを伝えるために、社内向けにメルマガ配信がスタート。比較的短めにまとめた読みやすさはそのままに、回を重ねるごとに、働き方から街づくり、その歴史や文化的背景までを掘り下げる内容に進化していったようです。
デジタル全盛の今、特定のオフィスを持たなくても自宅や外出先など、どこでも仕事ができますしコミュニケーションも取れます。けれどバーチャルな世界だけでは、あまりにも合理的すぎるのでは? という問題提起を「場の力 ― 変化を起こすためのヒント ―」では投げかけています。
「例えば、インターネットを通じて本が買えるのは効率的ですが、表紙の美しさや紙の質感は実際にお店で見てみないと分かりません。目的買い以外の楽しみや出合いはリアルな場所だからこそ味わえるもの」(中尾さん)。
「メールや電話は必要不可欠。でも顔を合わせると伝わることが多いのも、また事実です。街の雰囲気は、足を運んでこそ初めて実感できるもの。便利さだけを追求するだけでは得られないこともたくさんありますよね」(泉さん)。
「Eコマースと実店舗それぞれの価値は、まさに場に関わるビジネスであり、バーチャルとリアルのバランスを考えるうえで大切です。どちらも欠けることなく、うまく共栄共存していくような新しいオフィスがこれから必要ですね」(河内さん)。
「ビジネス都市の原点である、日本橋が好きです。なんと江戸時代以来の井戸が、防災用の井戸として復活! 地盤沈下で水が出なくなってしまうのが普通なのに、300年以上前のものが現役で活躍できるとは、街の底力を感じました。歴史や文化に触れると、その場所に興味が湧いて好きになり、人に話し伝えたくなりますね」(河内さん)。
「代々受け継がれる老舗、きわどいお店、ハイセンスなビルがひしめく新宿ですね。とどまるのではなく通過する、刹那的な雰囲気に包まれていて、街の表情がころころ変わるまさにカオス(混沌)。買い物や食事が、気分次第で選べるのも魅力です」(中尾さん)。
「自宅からもアクセスしやすい、東京ミッドタウンの芝生広場がお気に入りです。都心なのに自然を感じられて、開放感あるスペースに心癒やされます。デスクワークが多いぶん、正反対な場所を求めているのかもしれませんね(笑)」(泉さん)。
バーチャルな世界やリアルな場所の良し悪し、その結論を問うわけでは決してありません。IT業界をのぞいてみると、オフィス内のインテリアに凝っていたり、消費者を惹きつけるリアルショップを手がけたり、"仮想"に従事する会社だって"現実"の場所を重要視しているのです。それはフェイス・トゥ・フェイスでないと成立しない、大事なコミュニケーションツールとして「場」が存在・機能しているほかなりません。そんな考え方をまとめた1冊を通して、仕事や生活のフィールドをより一層広げていくためのヒントにしていただければ、と"中河内いづみさん"は穏やかな笑顔でインタビューを締めくくりました。

著者紹介
「三井不動産 中河内いづみ」はペンネームです。このペンネームは、メルマガを担当した三井不動産株式会社 ビルディング本部 業務推進室 業務推進グループ 営業企画チームに所属する社員、河内明宏さん・中尾宏さん・泉眞理さんの3人から名づけられました。
『場の力 ― 変化を起こすためのヒント ―』を

三井不動産株式会社 ビルディング本部業務推進室 業務推進グループ 営業企画チームで働く"中河内いづみさん"は、事業環境調査、女性の社会進出による課題、ICT(情報通信技術)など、顧客ニーズを的確につかんで新たな市場開発を図る仕事に携わっています。もともと不動産業界の最新ニュースを伝えるために、社内向けにメルマガ配信がスタート。比較的短めにまとめた読みやすさはそのままに、回を重ねるごとに、働き方から街づくり、その歴史や文化的背景までを掘り下げる内容に進化していったようです。
デジタル全盛の今、特定のオフィスを持たなくても自宅や外出先など、どこでも仕事ができますしコミュニケーションも取れます。けれどバーチャルな世界だけでは、あまりにも合理的すぎるのでは? という問題提起を「場の力 ― 変化を起こすためのヒント ―」では投げかけています。
「例えば、インターネットを通じて本が買えるのは効率的ですが、表紙の美しさや紙の質感は実際にお店で見てみないと分かりません。目的買い以外の楽しみや出合いはリアルな場所だからこそ味わえるもの」(中尾さん)。
「メールや電話は必要不可欠。でも顔を合わせると伝わることが多いのも、また事実です。街の雰囲気は、足を運んでこそ初めて実感できるもの。便利さだけを追求するだけでは得られないこともたくさんありますよね」(泉さん)。
「Eコマースと実店舗それぞれの価値は、まさに場に関わるビジネスであり、バーチャルとリアルのバランスを考えるうえで大切です。どちらも欠けることなく、うまく共栄共存していくような新しいオフィスがこれから必要ですね」(河内さん)。
街づくりを支えるプロとして、緻密なリサーチや独自の取材を重ね続けるなかで"中河内いづみさん"が見つけたお気に入りの場所とは?
「ビジネス都市の原点である、日本橋が好きです。なんと江戸時代以来の井戸が、防災用の井戸として復活! 地盤沈下で水が出なくなってしまうのが普通なのに、300年以上前のものが現役で活躍できるとは、街の底力を感じました。歴史や文化に触れると、その場所に興味が湧いて好きになり、人に話し伝えたくなりますね」(河内さん)。
「代々受け継がれる老舗、きわどいお店、ハイセンスなビルがひしめく新宿ですね。とどまるのではなく通過する、刹那的な雰囲気に包まれていて、街の表情がころころ変わるまさにカオス(混沌)。買い物や食事が、気分次第で選べるのも魅力です」(中尾さん)。
「自宅からもアクセスしやすい、東京ミッドタウンの芝生広場がお気に入りです。都心なのに自然を感じられて、開放感あるスペースに心癒やされます。デスクワークが多いぶん、正反対な場所を求めているのかもしれませんね(笑)」(泉さん)。
バーチャルな世界やリアルな場所の良し悪し、その結論を問うわけでは決してありません。IT業界をのぞいてみると、オフィス内のインテリアに凝っていたり、消費者を惹きつけるリアルショップを手がけたり、"仮想"に従事する会社だって"現実"の場所を重要視しているのです。それはフェイス・トゥ・フェイスでないと成立しない、大事なコミュニケーションツールとして「場」が存在・機能しているほかなりません。そんな考え方をまとめた1冊を通して、仕事や生活のフィールドをより一層広げていくためのヒントにしていただければ、と"中河内いづみさん"は穏やかな笑顔でインタビューを締めくくりました。

著者紹介
「三井不動産 中河内いづみ」はペンネームです。このペンネームは、メルマガを担当した三井不動産株式会社 ビルディング本部 業務推進室 業務推進グループ 営業企画チームに所属する社員、河内明宏さん・中尾宏さん・泉眞理さんの3人から名づけられました。
『場の力 ― 変化を起こすためのヒント ―』を
先着20名様にプレゼント!

著者/三井不動産 中河内いづみ(なかこうち いづみ)
出版社/丸善プラネット
定価/本体1,200円+消費税
先着の定員に達した為、ご応募を締め切りました。
ご応募ありがとうございました。
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