
2025.04.11
「日本橋サステナSUMMITテーマ別分科会~障がい者インクルージョンSESSION~」開催レポート
一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント(以下、「日本橋室町エリアマネジメント」)は、誰もが働きやすい日本橋を目指し、2025年2月21日に日本橋で働く身体障がい者や企業の人事やD&I担当者と共に、企業のインクルーシブな職場づくりへの貢献を目指した座談会「日本橋サステナSUMMITテーマ別分科会~障がい者インクルージョンSESSION~」を実施しました。
当日は、障がい者インクルージョンに関心のある17社から21名の担当者が参加し、インクルーシブな職場づくりについて考えを深め合いました。
プログラムはこちら↓
https://muromachi-area.jp/information/detail.php?id=ma2zmco6j83lo
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まず、企業が障がい者インクルージョンに取り組む意義の一つとして、 NTTデータ経営研究所の中西氏が人的資本経営との関係性について講演。脳科学的な知見に基づき、インクルーシブな職場が従業員全体のエンゲージメントを向上させ、経営面からも企業の成長を後押しすると話しました。
続いて「当事者の声」に触れる場として、視覚や聴覚に障がいのある学生が通う筑波技術大学の加藤伸子教授、山脇博紀教授、障がい当事者である卒業生が登壇。日々の生活で感じる「オフィスの中の障害とその乗り越え方」について、参加した企業の担当者と話し合いました。
武田薬品工業株式会社の森氏は「日本橋ニューロダイバーシティプロジェクト」に関する講演を実施。脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを活かす「ニューロダイバーシティ」の考え方を取り入れることで、企業の生産性向上やイノベーション実現に繋がった例を紹介しました。
最後に、精神・発達障がい者の雇用促進事業を行うSUPERYARD株式会社の大益氏から、障がい者に戦力人材として活躍してもらうとともに、企業側の福祉的なストレスを軽減するために気を付けるポイントとして、採用選考の方法や雇用後のケアなどが実例とともに紹介されました。
参加者からは「(障がい者の)特性を活かせれば、違う視点からの見方を知ることができると学んだ」「業務を通じて自然な会話が生まれるにはどうしたらよいか、今回の企画をきっかけに再考したい」という声が聞かれ、障がい者インクルージョンへの高い関心がうかがえました。また、新たな発見や企業同士の交流を生むことで、インクルーシブな街づくりを促進する機会となりました。
当日の様子はこちらの動画でもご覧いただけます。
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主催:一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント
協賛:三井不動産株式会社、野村不動産株式会社、三井不動産ビルマネジメント株式会社
その他、日本橋室町エリアマネジメントは本年2~3月にかけて、オフィス内外のユニバーサルデザインについて身体障がい者と一緒に歩いて考える「職場環境調査ツアー」や「日本橋エリアのユニバーサルデザイン調査ツアー」を開催しました。
ご興味ある方は是非日本橋室町エリアマネジメントまでお問合せください。
お問合せはこちらから↓
https://muromachi-area.jp/
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