2023.10.02

「介護セミナーゼロから始める介護のはなし~介護で仕事を辞めないために~」開催レポート

仕事をしながらご家族の介護をしているビジネスケアラーは、 2030年には介護者の約4割(318万人)になるといわれており、誰にでも起こりうる可能性のあることです。「年金、医療、介護といった社会保障制度は今後どうなるのか」「将来自分や家族に介護が必要となったとき、仕事と介護を両立することは可能なのか」など、不安を抱く方も多いのではないでしょうか。

そこで&BIZでは、介護に不安を感じている方のお役に立ちたいという思いから、介護セミナーを毎年2回開催しております。今回は、介護セミナースタート時より好評をいただいております「介護入門編」より、「ゼロから始める介護のはなし~介護で仕事を辞めないために~」というテーマで三井不動産 ケアデザイン室 ケアマネジャーの渡邉幸子よりお話しさせていただきました。

はじめに参加者のみなさんに投票機能から「介護に関して不安に感じていることは?」とご質問したところ、「親の介護が始まったら仕事と両立できるか不安に思っている方や、親の介護をしているが仕事を続けられるか不安に感じている方」が多くおられました。

今回のセミナーでは、働きながら介護を行うビジネスケアラーの不安を紐解き、仕事も介護も諦めないために、知っておくと安心な介護の基礎知識、 職場や親とのかかわり方、ビジネスケアラーを支える制度やサービスについてお伝えしました。

最初にビジネスケアラーが介護で直面する「仕事の継続/キャリアの維持」、「介護の知識」、「相談できる場・環境」、「介護にかかるお金」といった4つの不安についてお伝えしました。
そしてこれらの不安を解消するためには事前の準備と知識が大切です。
まず、介護前から「親のこと」、「自分のこと」を知ることです。親のことについては「健康や暮らし、住まい、お金」など、テーマごとにチェックしていただきたいポイントを例示しました。自分のことについては、介護が始まったときに「安心できること、不安なこと」を客観視して整理しておくことが介護の準備の第一歩になるとお伝えしました。それぞれの状況を整理できたら、不安な面を補うための情報を獲得することです。

そこで、介護を行う上で知っておきたい3つの知識、「地域包括支援センター、ケアマネジャー、介護保険制度」について説明しました。介護生活に欠かせないキーパーソンである「地域包括支援センター」と「ケアマネジャー」の基本情報や上手に付き合うためのコツ、仕事と介護の両立に必須となる「介護保険制度」の基礎知識、利用するまでの流れや注意点などを説明しました。また、事例を交えながら介護の発生から介護体制を整理するまでの流れや「介護休業支援制度」について、ご自身の職場や配偶者の職場の制度を調べておくことも安心材料となることをお伝えしました。

介護をしながら仕事を継続するために決して忘れてはいけないことは「一人で抱え込まないこと」です。相談できる人や場所を見つけること、職場にも自分が介護していることを伝えること、介護者であるみなさんに楽しむ時間、息抜きの時間を確保してほしいとお話ししました。

仕事と介護の両立に不安を感じていた参加者のみなさんですが、セミナーの最後に投票機能で気持ちの変化を質問したところ、多くの方が「介護への不安が解消した・仕事を続けられそう」と回答してくださいました。
最後にみなさんへのメッセージとして、自分の身体や心の声を無視せずに、人やモノ、サービスに頼って欲しいこと。子供だから、親だから、こうしなくてはいけないといった先入観を捨てることが大切です。あなたと家族に会った『介護のカタチ』を見つけてくださいとお伝えしました。

三井不動産ケアデザインでは、高齢期の暮らしにかかわる幅広い相談に対して、ケアマネジャー等の資格を有する専門スタッフによるコンサルティングサービスをご提供しております。お気軽にお問い合わせください。
オフィシャルWebサイト:https://www.care-design.net/index.html

【いただいた質問のQ&Aはこちら (PDF)】

期間限定アーカイブ動画は掲載終了いたしました。

※当サイトの映像・画像・資料の再配布(同じような形のサイトを作成する行為)は禁止させていただきます。
また、当サイトの映像・画像・資料を加工した転載や配布も禁止させていただきます。

2024年1月頃に次回介護セミナーを開催予定です。
詳細は決定次第お知らせいたします。

※本コラムは2023年10月2日時点の情報です。

【本件に関するお問い合わせ先】
三井不動産ビルマネジメント株式会社
ビジネスソリューション事業推進本部 関口・水本
メール:event@mfbm.co.jp

column