2023.06.30

環境との共生:優しさを、かたちに。

ビルだけを省エネにするのではない。開発エリアを、その周辺地域全体を、地球に優しく、人にも優しい街に変えていく。環境との共生。

地球と人を豊かにする。

私たちが街づくりで大切にしているのは、常に地球とともにあることを認識すること。人と地球がともに豊かになる社会を目指すことが使命であり、重要な課題でもあります。

環境負荷の低減を目指す「地球への優しさ」と、安全・安心で快適性が高い「人への優しさ」の双方を実現するために。培ってきたコミュニティと連携・協力し、最先端の技術を導入しながら、未来をリードする街づくりを進めています。

グリーンイノベーションの力。

新たに開発した超大規模オフィスタワー「飯田橋グラン・ブルーム」では、熱源システムを最適な状態で運転させ省エネルギー化を図る熱源トータル最適制御システム「E-SCAT」を導入。空調にかかるCO2排出量を年間約40% 削減します。そのほか、雨水・排水の再利用、開発エリアの40% 緑化などにより、環境負荷の低減に取り組んでいます。
日本橋では、歴史と伝統のある街並みを残しながらスマートシティに生まれ変わらせる「日本橋スマートシティプロジェクト」に着手。環境に優しく災害に強い都市ガスを燃料とした高効率発電機(ガスコジェネレーションシステム)を導入し、所有する管理施設はもとより、それ以外の既存施設にも「電気」と「熱」を供給します。

既存ビルの優しさを磨いて。

環境共生の取り組みは、新たに開発するエリアだけではありません。既存のオフィスビルに対しても、空調や熱源システムなどの設備運用の最適化を図り、高効率設備を導入。東京都環境確保条例の「優良特定地球温暖化対策事業所」のトップレベル事業所に「三井住友銀行本店ビルディング」と「室町東三井ビルディング」の2事業所が追加認定され、累計でトップレベル事業所が7事業所、準トップレベル事業所が6事業所となりました。
また、省資源・廃棄物削減を図るため、3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進。特にリサイクルでは、独自の古紙リサイクル・ループ・システムを構築し、都内のオフィスビルなどから排出される古紙を回収して、オリジナルリサイクルOA 用紙「都紙再生」やトイレットペーパーなどに再生利用しています。

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