2017.02.10Creativity & Business,インタビュー
岡田武史さんが語る、新たな価値を生む、企業のあり方
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サッカーW杯で日本代表チームを2度指揮した岡田武史さんは、その後、Jリーグや中国のクラブチームの監督を経て、2014年11月、四国サッカーリーグのクラブ、FC今治の運営会社「株式会社今治.夢スポーツ」のオーナー経営者に就任。60歳を前に、新たな挑戦を始めました。
常に強いリーダーシップを発揮し、組織に変革をもたらしてきた岡田さん。
WEB版では、新しい価値を生む企業の創造に取り組む岡田さんの経営者としての想いをインタビューしました。
そのコーチの話によると、スペインは自由奔放なサッカーをしているように見えて、実はその根底には一定の規律があるそうなんです。
その共通パターンを16歳までに教えこんで、大人になったらフリーにやらせる。
日本は逆ですよね。子供のころは自由にプレーさせ、16歳くらいから戦術を教える。
その結果、外国からコーチが来ると、「日本人選手は言われたことは忠実に実行するけど、自由な発想ができない」と言われてしまう。
そうした選手を、私も目の当たりにした経験から、若いころにサッカーに対する共通認識というか、ひとつの型を覚えさせてから、大人になってオリジナリティのあるプレーができるように育てることが重要ではないかと思いました。
自由な発想は、自由からは生まれない。
伝統芸能の世界で言われる「守破離」のプロセスが日本サッカーにも必要だと痛感したのです。
そこで、世界で日本人が勝つための日本人独特の型を作って、ジュニア時代から指導する一貫したチームをつくりたいと思いました。
どこでやろうかと考えた時、FC今治と縁があって。実は同時期にJリーグのチームからのお誘いもあったのですが、出来上がったチームだと1回潰さなければならず、ものすごいエネルギーと時間がかかってしまう。
10年かかってもいいから、ゼロからスタートできるチームでやってみようと、FC今治からの心機一転を決断しました。
監督なら自分の想いどおりに行かなければ契約期間中でも辞任することはできる。
でも経営者は仕事を投げ出すことはできない。僕を信じて集まってくれたスタッフを路頭に迷わすことになりますから。
代表監督が、背中に重い塊を背負っているような仕事だとすると、経営者になった今は、真綿でじわじわクビを締められるような重圧を感じる毎日。
夜中に資金繰りで苦労する夢を見て飛び起きることもあります。
監督から、経営者への転身。組織のトップであるという共通点もあるが、また責任の大きさにおいて違いもあるはず。岡田さんはどのように感じているのだろうか。
監督も経営者も孤独な仕事。でも、だからこそ、ある種の開き直りが必要だという点は共通しています。高い志を持って、リスクを犯しながらも必死に働くリーダーの後ろ姿を見て、人はついてくる。坂本龍馬だって自らリーダーになろうと思った訳ではないけれど、この国を何とかしたいと、命をかけたからこそ多くの同志が集まったのだと思うのです。
ありがたいことに「四国のクラブチームから日本のサッカー、社会を変え、地方創世を目指す」という僕の夢に共感してくれる人が多く、優秀な人材が集まってくれました。
ゴールドマン・サックスに10年間勤めていた社員もいます。
『僕が払える給料は10分の1だよ。スタートアップした企業の9割は3年以内に潰れるんだぞ。滅茶苦茶リスク高いぞ!』と諭しても、今治に来てくれました。Jリーグを辞めてコーチになってくれた人もいます。
彼らを、絶対に幸せにしなければいけないと思いました。
志を同じくして集まったメンバーですが「志の夢」を満たすだけではなく、それに見合った収入など「モノの夢」も見せられるようにしたい。
そのためにはしっかりと収益を上げなければならず、スポンサーさんの協力も不可欠です。僕らは四国リーグだからメディアへの露出も少ないし、スポンサーのメリットも限られています。
だから「僕の夢に共感してサポートしてください」とお願いするしかなかった。物の豊かさより、心の豊かさを大切にする社会、目に見えない資本を大切にする社会。そんな社会づくりに貢献する企業を目指すという我々の企業理念を理解していただくために、誠心誠意話をさせていただきました。
実際、勇気や夢、笑顔の他に売れる物はないんです。それでもブランドや信頼といった「見えない資本」が大切にされ、お金を生む社会づくりに貢献できると信じて、今はとにかく突き進んでいます。
『株式会社今治.夢スポーツ』の企業理念は「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」こと。この企業理念を実現させるための指針として4つのミッションステートメントを明確にしました。
さらにどんな企業でありたいかというプロミスがあります。
プロミスはスタッフ全員が意見を出し合ってつくり、全員にサインしてもらいました。
何か新しいことを決める際には、「それは何のため」と互いに聞き合うことで常にこのプロミスを意識し合うにしています。
株式会社ディー・エヌ・エーの創業者である南場智子さんも、会社の会議では「それは我が社がやるべきことか」と必ず問うそうです。
キーワードを皆で共有すれば、目標が見つけやすいですよね。
我々も、常に先の大きな目標を見据えています。
だからこそ、目先の利益に捕われてしまうことは、絶対にないと言い切れますね。
私は今の日本にもドラッガーが指摘した不安と絶望感が蔓延しているような気がしていました。
そんなとき、社会起業家論を専門とされている田坂広志さんにお会いして『目に見えない資本主義』という考え方を知り、人間にはまだ可能性が残されていると感じました。
僕は1956年生まれ。戦争の無い幸せな高度成長時代を生きてきて、60歳を迎えた今、3人の子供にどんな社会を遺すべきなのかと真剣に考えました。
国の財政赤字は深刻だし、年金危機、隣国との緊張、環境破壊など、課題があり過ぎですよね。
僕は人類を救えるとは思っていないけれど、一人の父親としてこの社会をこのまま子供たちの世代に遺していいのだろうかと悩んでいたことが、今の活動の原点であるような気がしています。
ネイティブ・アメリカンの言葉に「地球は子孫から借りているもの」というものがあります。
地球はご先祖様から譲られた物ではなく、未来を生きる子供たちから借りているものだから、傷つけたり、汚したりしてはいけないということ。本当は皆が感じていることですよね。
でも、その後「そうは言っても」と言い訳してしまう。その「そうは言っても」を少しでも少なくするために、我々は環境教育や自然教室、野外体験教育も積極的に行っていきたいし、その企業理念を理解してくれるスポンサーと組みたいと思っています。
結果的には1年目でJFLに昇格しなくて良かったと思っています。
1年目に昇格していたら、今治の人たちも「有名な監督が来て強くなって、まぁ良かったんじゃない」という程度の関心しかもってくれなかったかもしれないから。でも1年目にあと一歩のところで昇格を逃したことで、より多くの方が支援してくださるようになりました。
大げさな言い方かも知れないけど、2年間で今治の街全体、住民の意識も大きく変わったような気がします。知らないおばちゃんがワインを2本差し入れしてくれたりもしました。
そんな地域の人々との交流を通して、我々がもっと今治市民に愛され、支持されるチームをつくり、クラブ運営をして「今治市民のプライド」にならなければいけない、それが僕の経営者としての使命であると教えられた2年間でした。
監督として世界で戦い、経営者として今治から変革を成し遂げようとしている岡田さんにとって、日本のビジネスマンが誇りに思うべき拠り所、矜持とすべき事はどういったことでしょうか? 近江商人の「三方良し」(売り手良し 買い手良し 世間良し)に代表される日本人の美徳は、常に我々の胸中にあります。そのことに自信と誇りをもっていいと思います。
長く続いている日本の企業は、社会貢献の理念に基づいた「公益資本主義」を大切に成長してきました。
このことも、日本人は目先の利益だけではなく、子孫の時代を考えて働いてきたことを証明していると思います。
最後に、次のサッカー日本代表の監督になる日本人は誰でしょうか? 能力と経験だけならできる人物はたくさんいると思う。でも、自国の代表監督を務めるのは、経験した者にしか分からないプレッシャーのかかる仕事。ヨーロッパでは「クレイジー・ジョブ」と言われていますが、本人はもちろん、家族にも迷惑がかかる。 その覚悟があるか否かではないでしょうか。僕は二度とやりません(笑) 今は今治から日本のサッカーを変えること、新しい価値を生む企業を育てることが天職だと信じています。
COMMONS PAGEメンバー限定
岡田さんが経営者となった「株式会社今治. 夢スポーツ」には多くの企業が賛同し、業種を越えて新しいビジネスモデルを確立しようとしています。
地方都市の小さなサッカークラブから始った新たな挑戦がなぜ、これほど人を熱くさせるのか。
人を巻き込む経営者・リーダーのあり方について、岡田さんがCOMMONS PAGEメンバーだけに語ります。
テーマ
講演日時:2017年3月9日(木) 18時30分開演 20時終了予定
場所:霞が関ビル 1F プラザホール
人数:COMMONS PAGEメンバー限定100名様をご招待
定員に達したため、受付は終了しました
岡田武史
株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役会長
1956年大阪生まれ。早稲田大学卒業後、古河電気工業㈱に入社しサッカー日本代表に選出される。 引退後はクラブサッカーチームコーチを務め、1997年に日本代表監督となり史上初のW杯本選出場を実現。その後、Jリーグでのチーム監督を経て、2007年から再び日本代表監督に。2010年のW杯南アフリカ大会でチームをベスト16に導く。中国サッカー・スーパーリーグ、杭州緑城の監督を経て、2014年11月四国リーグ、FC今治のオーナーに就任。日本サッカー界の「育成改革」、そして「地方創生」に情熱を注いでいる。
サッカーW杯で日本代表チームを2度指揮した岡田武史さんは、その後、Jリーグや中国のクラブチームの監督を経て、2014年11月、四国サッカーリーグのクラブ、FC今治の運営会社「株式会社今治.夢スポーツ」のオーナー経営者に就任。60歳を前に、新たな挑戦を始めました。
常に強いリーダーシップを発揮し、組織に変革をもたらしてきた岡田さん。
WEB版では、新しい価値を生む企業の創造に取り組む岡田さんの経営者としての想いをインタビューしました。
自由な発想は、自由からは生まれない。
2014年のブラジルW杯の後、ある有名なスペイン人のコーチから『スペインにはサッカーの型がある。日本のサッカーにはあるのか?』と聞かれ、そのひと言が、サッカーチームの経営に乗り出すきっかけになりました。そのコーチの話によると、スペインは自由奔放なサッカーをしているように見えて、実はその根底には一定の規律があるそうなんです。
その共通パターンを16歳までに教えこんで、大人になったらフリーにやらせる。
日本は逆ですよね。子供のころは自由にプレーさせ、16歳くらいから戦術を教える。
その結果、外国からコーチが来ると、「日本人選手は言われたことは忠実に実行するけど、自由な発想ができない」と言われてしまう。
そうした選手を、私も目の当たりにした経験から、若いころにサッカーに対する共通認識というか、ひとつの型を覚えさせてから、大人になってオリジナリティのあるプレーができるように育てることが重要ではないかと思いました。
自由な発想は、自由からは生まれない。
伝統芸能の世界で言われる「守破離」のプロセスが日本サッカーにも必要だと痛感したのです。
そこで、世界で日本人が勝つための日本人独特の型を作って、ジュニア時代から指導する一貫したチームをつくりたいと思いました。
どこでやろうかと考えた時、FC今治と縁があって。実は同時期にJリーグのチームからのお誘いもあったのですが、出来上がったチームだと1回潰さなければならず、ものすごいエネルギーと時間がかかってしまう。
10年かかってもいいから、ゼロからスタートできるチームでやってみようと、FC今治からの心機一転を決断しました。
「志の夢」と「モノの夢」
やるなら責任をもって取り組もうと考え、株式の51%を取得してオーナー経営者としての一歩を踏み出しました。監督から経営者へ。どちらも組織のリーダーですが、一番の違いは「逃げられない!」という覚悟でしょうか。監督なら自分の想いどおりに行かなければ契約期間中でも辞任することはできる。
でも経営者は仕事を投げ出すことはできない。僕を信じて集まってくれたスタッフを路頭に迷わすことになりますから。
代表監督が、背中に重い塊を背負っているような仕事だとすると、経営者になった今は、真綿でじわじわクビを締められるような重圧を感じる毎日。
夜中に資金繰りで苦労する夢を見て飛び起きることもあります。
監督から、経営者への転身。組織のトップであるという共通点もあるが、また責任の大きさにおいて違いもあるはず。岡田さんはどのように感じているのだろうか。
監督も経営者も孤独な仕事。でも、だからこそ、ある種の開き直りが必要だという点は共通しています。高い志を持って、リスクを犯しながらも必死に働くリーダーの後ろ姿を見て、人はついてくる。坂本龍馬だって自らリーダーになろうと思った訳ではないけれど、この国を何とかしたいと、命をかけたからこそ多くの同志が集まったのだと思うのです。
ありがたいことに「四国のクラブチームから日本のサッカー、社会を変え、地方創世を目指す」という僕の夢に共感してくれる人が多く、優秀な人材が集まってくれました。
ゴールドマン・サックスに10年間勤めていた社員もいます。
『僕が払える給料は10分の1だよ。スタートアップした企業の9割は3年以内に潰れるんだぞ。滅茶苦茶リスク高いぞ!』と諭しても、今治に来てくれました。Jリーグを辞めてコーチになってくれた人もいます。
彼らを、絶対に幸せにしなければいけないと思いました。
志を同じくして集まったメンバーですが「志の夢」を満たすだけではなく、それに見合った収入など「モノの夢」も見せられるようにしたい。
そのためにはしっかりと収益を上げなければならず、スポンサーさんの協力も不可欠です。僕らは四国リーグだからメディアへの露出も少ないし、スポンサーのメリットも限られています。
だから「僕の夢に共感してサポートしてください」とお願いするしかなかった。物の豊かさより、心の豊かさを大切にする社会、目に見えない資本を大切にする社会。そんな社会づくりに貢献する企業を目指すという我々の企業理念を理解していただくために、誠心誠意話をさせていただきました。
実際、勇気や夢、笑顔の他に売れる物はないんです。それでもブランドや信頼といった「見えない資本」が大切にされ、お金を生む社会づくりに貢献できると信じて、今はとにかく突き進んでいます。
『株式会社今治.夢スポーツ』の企業理念は「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」こと。この企業理念を実現させるための指針として4つのミッションステートメントを明確にしました。
① より多くの人達に夢と勇気と希望、そして感動と笑顔をもたらし続けます
② 国内だけでなく海外からも人が集まり活気ある街づくりに貢献します
③ 世界のスポーツ仲間との草の根の交流を進め、世界平和に貢献します
④ 全ての事業活動において地球環境に配慮します
② 国内だけでなく海外からも人が集まり活気ある街づくりに貢献します
③ 世界のスポーツ仲間との草の根の交流を進め、世界平和に貢献します
④ 全ての事業活動において地球環境に配慮します
さらにどんな企業でありたいかというプロミスがあります。
プロミスはスタッフ全員が意見を出し合ってつくり、全員にサインしてもらいました。
何か新しいことを決める際には、「それは何のため」と互いに聞き合うことで常にこのプロミスを意識し合うにしています。
株式会社ディー・エヌ・エーの創業者である南場智子さんも、会社の会議では「それは我が社がやるべきことか」と必ず問うそうです。
キーワードを皆で共有すれば、目標が見つけやすいですよね。
我々も、常に先の大きな目標を見据えています。
だからこそ、目先の利益に捕われてしまうことは、絶対にないと言い切れますね。
地球は子孫から借りているもの。
P.F.ドラッガーが29歳で書いた処女作『経済人の終わり』(1939年)は、ロシア革命からファシズムの台頭、世界大戦までの歴史を踏まえながら、資本主義経済の危うさを指摘した名著です。私は今の日本にもドラッガーが指摘した不安と絶望感が蔓延しているような気がしていました。
そんなとき、社会起業家論を専門とされている田坂広志さんにお会いして『目に見えない資本主義』という考え方を知り、人間にはまだ可能性が残されていると感じました。
僕は1956年生まれ。戦争の無い幸せな高度成長時代を生きてきて、60歳を迎えた今、3人の子供にどんな社会を遺すべきなのかと真剣に考えました。
国の財政赤字は深刻だし、年金危機、隣国との緊張、環境破壊など、課題があり過ぎですよね。
僕は人類を救えるとは思っていないけれど、一人の父親としてこの社会をこのまま子供たちの世代に遺していいのだろうかと悩んでいたことが、今の活動の原点であるような気がしています。
ネイティブ・アメリカンの言葉に「地球は子孫から借りているもの」というものがあります。
地球はご先祖様から譲られた物ではなく、未来を生きる子供たちから借りているものだから、傷つけたり、汚したりしてはいけないということ。本当は皆が感じていることですよね。
でも、その後「そうは言っても」と言い訳してしまう。その「そうは言っても」を少しでも少なくするために、我々は環境教育や自然教室、野外体験教育も積極的に行っていきたいし、その企業理念を理解してくれるスポンサーと組みたいと思っています。
世界に通用する日本人の美徳。
2014年11月に岡田さんが就任以来、積極的にチーム強化を進めてきたFC今治は、今年度からのJFL入会が承認された。J3リーグ参入に必要な5,000人程度収容可能なスタジアムも2017年には完成予定。さらにJ1加入を見据え、その条件の一つである15,000人収容可能なスタジアムの建設計画も進んでいる。結果的には1年目でJFLに昇格しなくて良かったと思っています。
1年目に昇格していたら、今治の人たちも「有名な監督が来て強くなって、まぁ良かったんじゃない」という程度の関心しかもってくれなかったかもしれないから。でも1年目にあと一歩のところで昇格を逃したことで、より多くの方が支援してくださるようになりました。
大げさな言い方かも知れないけど、2年間で今治の街全体、住民の意識も大きく変わったような気がします。知らないおばちゃんがワインを2本差し入れしてくれたりもしました。
そんな地域の人々との交流を通して、我々がもっと今治市民に愛され、支持されるチームをつくり、クラブ運営をして「今治市民のプライド」にならなければいけない、それが僕の経営者としての使命であると教えられた2年間でした。
監督として世界で戦い、経営者として今治から変革を成し遂げようとしている岡田さんにとって、日本のビジネスマンが誇りに思うべき拠り所、矜持とすべき事はどういったことでしょうか? 近江商人の「三方良し」(売り手良し 買い手良し 世間良し)に代表される日本人の美徳は、常に我々の胸中にあります。そのことに自信と誇りをもっていいと思います。
長く続いている日本の企業は、社会貢献の理念に基づいた「公益資本主義」を大切に成長してきました。
このことも、日本人は目先の利益だけではなく、子孫の時代を考えて働いてきたことを証明していると思います。
最後に、次のサッカー日本代表の監督になる日本人は誰でしょうか? 能力と経験だけならできる人物はたくさんいると思う。でも、自国の代表監督を務めるのは、経験した者にしか分からないプレッシャーのかかる仕事。ヨーロッパでは「クレイジー・ジョブ」と言われていますが、本人はもちろん、家族にも迷惑がかかる。 その覚悟があるか否かではないでしょうか。僕は二度とやりません(笑) 今は今治から日本のサッカーを変えること、新しい価値を生む企業を育てることが天職だと信じています。
参加無料! 会員登録のうえ、お申し込み下さい!
COMMONS PAGEメンバー限定
岡田武史さんの講演会を開催!
岡田さんが経営者となった「株式会社今治. 夢スポーツ」には多くの企業が賛同し、業種を越えて新しいビジネスモデルを確立しようとしています。地方都市の小さなサッカークラブから始った新たな挑戦がなぜ、これほど人を熱くさせるのか。
人を巻き込む経営者・リーダーのあり方について、岡田さんがCOMMONS PAGEメンバーだけに語ります。
テーマ
「考え抜いて、迷わない。」
〜逆境を乗り越えた指揮官の新経営論〜講演日時:2017年3月9日(木) 18時30分開演 20時終了予定
場所:霞が関ビル 1F プラザホール
人数:COMMONS PAGEメンバー限定100名様をご招待
定員に達したため、受付は終了しました
岡田武史
株式会社今治.夢スポーツ 代表取締役会長
1956年大阪生まれ。早稲田大学卒業後、古河電気工業㈱に入社しサッカー日本代表に選出される。 引退後はクラブサッカーチームコーチを務め、1997年に日本代表監督となり史上初のW杯本選出場を実現。その後、Jリーグでのチーム監督を経て、2007年から再び日本代表監督に。2010年のW杯南アフリカ大会でチームをベスト16に導く。中国サッカー・スーパーリーグ、杭州緑城の監督を経て、2014年11月四国リーグ、FC今治のオーナーに就任。日本サッカー界の「育成改革」、そして「地方創生」に情熱を注いでいる。
Creativity & Business
column-
2017.04.11Creativity & Business,イベント,セミナー
岡田武史さん 特別講演会開催レポート
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2017.02.10Creativity & Business,インタビュー
岡田武史さんが語る、新たな価値を生む、企業のあり方
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2017.01.31Creativity & Business,インタビュー
岡田武史さんが語った強いチームのつくり方、リーダーの覚悟
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2017.01.30Communication,Creativity & Business,Work & Life,イベント,コミュニティ,参加型
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WORKSTYLING LAB始動!会議を活性化させる 人気のワークショップを特別開催!
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2016.09.27Creativity & Business,イベント
日本のおもてなしがエンターテインメントに!リアルとアニメで日本をアピールする「SAKURA」