2026.10.06

歩くことが、子どもたちの未来につながる。知ってほしい、小児がんの子どもたちと家族のこと

実は、歩くことで寄付ができることをご存じですか?

社内でチームを組み、歩数を競い合う&wellの人気イベント【&well Walk チーム対抗戦】。毎年2nd Roundでは、参加者数とその歩数に応じて支援団体へ寄付を行うチャリティープログラム「&well Walk TOGETHER program」を実施しています。

寄付先には、さまざまな社会課題に取り組む団体が名を連ねています。

<今回の寄付先>
公益財団法人 がんの子どもを守る会
認定NPO法人 ジャパンハート
日本赤十字社
認定NPO法人 マギーズ東京
NPO法人Light Ring.
※五十音順
※三井不動産から各団体へ寄付されます

そして今年、新たな寄付先として加わったのが「公益財団法人 がんの子どもを守る会」です。

「小児がんを治る病気にしたい」
「小児がんの子どもを持つ家族が、苦しみを味わうことのない社会をつくりたい」

そんな想いのもと、半世紀以上にわたり小児がんの子どもたちと家族を支えてきた同会。今回は、がんの子どもを守る会の原田圭祐さんと、長年パートナーとして活動を続けるアフラック生命保険株式会社の野口汐里さんに、小児がんを取り巻く現状や支援への想いを伺いました。

「子どもにも、がんがあります。」----58年続く支援の原点

がんの子どもを守る会が誕生したのは1968年。きっかけは、小児がんで子どもを亡くした二人の父親でした。

同じ病院で出会った二人は、「小児がんを克服することの大切さを社会へ伝えるのは、自分たち親の責任だ」という想いを共有し、患者家族による支援団体を立ち上げました。

当時、小児がんは「助からない病気」と言われていましたが、約60年が経った今、医療は大きく進歩し、約8割の子どもが治療を終えられるようになっています。一方で、「小児がんの子どもを持つ家族が苦しむことのない社会にしたい」という願いは、いまも多くの課題を残しているといいます。

「『治療が終われば終わり』ではないのが小児がんです。10年、20年後に後遺症が現れることもあります。身長が伸びにくい、疲れやすい、心疾患の後遺症を抱える子も多く、復学や就職、社会生活まで含めて、長く寄り添う支援が必要です」と原田さん。

現在、1万人に1人の割合――年間約2,000人の子どもが小児がんを発症。治療後も後遺症や再発などに向き合いながら生活している子どもは、その何倍もいます。

「決して遠い世界の話ではありません。だからこそ当会では、設立以来、療養費の援助、相談支援、小児がん研究への助成を柱に活動を続けています」。

治療費だけではない。家族が直面する"見えにくい負担"

小児がんと診断された瞬間から、治療と向き合うのは子どもだけではありません。家族の暮らしもまた、大きく変わります。

医療費への支援制度は整いつつありますが、24時間の付き添いで仕事を辞めざるを得なかったり、地方から都市部へ通う交通費や宿泊費がかかったりと、制度だけでは支えきれない負担が数多くあります。

「親御さんにとっては、子どもの命がどうなるか分からない極限状態です。『本当にこの治療で大丈夫なのか』『治るのか』という不安は尽きません」と、原田さんは話します。

また、見落とされがちなのが、支援が必要なのは患児本人だけではないという点。

「どうしても親御さんの目は病気のお子さんに向きます。その中で、きょうだいが寂しい思いをしたり、周りから『きょうだいががんなんだってね』と話しかけられて困惑してしまったり、孤立してしまうことも少なくないんです」。

こうした家族の負担を少しでも軽くしたい――。

その想いから、アフラック生命保険株式会社が同会を支援し、2001年に開設されたのが、「アフラックペアレンツハウス」です。

"もうひとつの家"と呼ばれる、家族の居場所

1974年、「がんに苦しむ人々を経済的苦難から救いたい」という想いのもと、アフラック生命保険株式会社は、日本初のがん保険とともに創業しました。そして、がん保険のパイオニアとして小児がん支援にも取り組んできました。

その一つが、2001年2月に東京・亀戸に開設され、現在はがんの子どもを守る会が運営する「アフラックペアレンツハウス」です。

全国に3棟(東京2棟、大阪1棟)あり、アフラックの保険契約の有無にかかわらず、自宅から離れた病院で治療を受ける子どもとそのご家族が1人1泊1,000円(患児は無料)で宿泊でき、患児の治療中は期間の制限なく滞在できます。
施設にはソーシャルワーカーが常駐し、治療や生活の相談にも対応。セミナールームや多目的室では、患児やきょうだい、家族の交流会や医療従事者向けの勉強会も開催し、治療中の不安を一人で抱え込まないための"つながり"も生まれています。

館内の日用品の多くは全国から寄せられた寄付品で、利用者は支えてくれる人の存在を感じられるといいます。

「『"おかえり"と言われて "ただいま"と言える普通の空間に戻れるところがよかった』という声も寄せられています。もうひとつの家のように思っていただけたらうれしいです」。

そう野口さんが話すように、ここは病院とは違う、治療と向き合う子どもたちと家族にとっての "もうひとつの居場所" となっています。

あなたの一歩が、子どもたちの未来につながる

アフラックペアレンツハウスのほか、がんの子どもを守る会が運営している事業の一つが「アフラック小児がん経験者・がん遺児奨学金制度」です。1995年にアフラックとその販売代理店の組織である「アフラック全国アソシエイツ会」によって共同で設立され、2014年からがんの子どもを守る会によって運営されています。今回の【&well Walk チーム対抗戦】で寄付される支援金は、この奨学金にも活用されます。

支援対象は、
・小児がんを経験した高校生
・親をがんで亡くした高校生 です。

がんによって就学や進学の機会が狭められている未来ある子どもたちを、学びの面から支えます。

「"小児がんを支援したいが、直接どう行動を起こせばいいか分からない"という方も、今回は歩くことが、小児がん支援への一歩になる。チーム対抗戦の寄付プログラムが、そのきっかけになればうれしいです」と野口さん。

原田さんも、みなさんに伝えたいことについて、こう話します。

「私たちは『子どもにもがんがあります』という言葉を伝え続けています。何の責任もない子どもが、ある日突然、がんになることがある。そして、家族みんなが苦しい環境に置かれる可能性があるということを、まず知っていただくこと。それが支援の第一歩だと思っています」

健康のために歩く一歩。仲間と競い合う一歩。その一歩が、治療と向き合う子どもたちや、その家族の支えにつながります。

公益財団法人 がんの子どもを守る会
https://www.ccaj-found.or.jp/

アフラック生命保険株式会社
https://www.aflac.co.jp/corp/value/mesena/

&well(三井不動産の健康経営支援サービス)
https://and-biz.jp/service/andwell/

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