2026.10.27

介護セミナー 働くあなたのための介護入門セミナー

介護はいつ始まるか予測することが難しく、誰にでも起こり得る身近なものです。いざご家族に介護が必要になったとき、「何から始めればいいのか」「どこに相談すればいいのか」「どのような制度やサービスが利用できるのか」など、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の介護セミナーでは、介護に不安を感じている方のお役に立ちたいという思いから、「働くあなたのための介護入門セミナー」と題して、介護が必要になる前から知っておきたいことや介護の基礎知識、仕事との両立のポイントを中心に、三井不動産 ケアデザイン室 ケアマネジャーの渡邉幸子よりお話しさせていただきました。

本セミナーでは、事前に寄せられた多くの質問も踏まえ、介護が必要になる前から知っておきたい情報を3つのポイントに絞ってお伝えしました。
1つ目のポイントは「親の変化に気づく」ということです。セミナー中に実施した参加者投票では、親の様子に「少し気になる・心配なことがある」と回答した方が4割を超えていました。
例えば、「同じ話を何度もする」「冷蔵庫に同じものがいくつも入っている」「外出が減った」「転びやすくなった」などが挙げられます。
こうした変化がすぐに介護の必要性につながるわけではありませんが、小さな違和感を見逃さず、早めに状況を把握しておくことが重要となります。

2つ目に「介護に備えて今できる準備」についてお伝えしました。
介護は病気やケガをきっかけに突然始まることもあります。
そのため、親が元気なうちから、将来どのように暮らしたいかなど本人の希望を少しずつ確認しておくことや、きょうだいや配偶者など家族間で介護に対する考え方を共有しておくこと、 地域包括支援センターなどの相談先を把握しておくことが大切です。
介護が必要になったときも、家族だけで抱え込むのではなく、介護保険サービスや地域の支援を活用し、ケアマネジャーや医療・介護の専門職などと一緒に「介護チーム」をつくることの大切さについてもお伝えしました。

3つ目のポイントとして「仕事と介護の両立」についてお話ししました。
介護をしながら働いている方は約365万人いる一方で、介護などを理由に年間約10万人が離職しているとされています。仕事を続けながら介護に向き合うためには、一人で抱え込まず、仕事への影響が大きくなる前に勤務先へ相談し、介護休業や介護休暇、柔軟な働き方などの両立支援制度を上手に活用することがポイントです。
また、仕事との両立だけでなく、子育てと介護が同時期に重なる「ダブルケア」についても取り上げました。ダブルケアでは、「時間」「気持ち」「調整」の3つの負担が重なりやすくなります。だからこそ、家族だけで抱えず、周囲に相談しながら制度やサービスを組み合わせ、無理なく両立できる体制を整えていくことが大切です。

セミナーの最後には、事前に寄せられた質問の中でも特に関心の高かったテーマを取り上げました。「本人が介護サービスを受け入れてくれない場合はどうしたらよいか」「一人暮らしが難しくなった場合の住まいの選択肢は何があるのか」などについて、具体的な対応方法や考え方をご紹介しました。
本セミナーのアーカイブ動画を期間限定で公開しております。介護に対する漠然とした不安をお持ちの方や、将来のために今から備えておきたい方は、ぜひご覧ください。

三井不動産ケアデザイン室では、高齢期の暮らしに関わる幅広い相談に対して、ケアマネジャー等の資格を有する専門スタッフによるコンサルティングサービスをご提供しております。お気軽にお問い合わせください。

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※本コラムは2026年10月27日時点の情報です。

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